2017年2月16日木曜日

「〇〇かな?」のネパリ的表現

日本語で「〇〇かな?」という表現がありますよね。
ネパール語では、老若男女使う表現があります。

標準的な使い方ではないので、理解しづらいかもしれません。

--- कि, के हो ? - --- ki, ke ho ?

よく基本文法で使うのは「यो के हो ? - yo ke ho ?」です。
「これは何ですか?」という意味になります。

この、何ですかの部分を使って、どうして違う意味になるのか。

まずは、例から考えましょう。

「私の携帯壊れちゃったのかな?」ですが、以下の様になります。
मेरो मोबाइल बिग्रिएको हो कि, के हो ? - mero mobile bigrieko ho ki, ke ho ?

現在形が過去形の文章に、「〇〇または××」を意味する「कि - ki」を足し、
文末に「何ですか?」を意味する「के हो ? - ke ho ?」を付けます。

「何?〇〇なの?どうなってるの?」という意味になり、転じて「〇〇かな?」となります。

では、使ってみましょう。

目の前に探しているものがあるのに見つからず、それを友人に指摘されたとき。
「私、目が見えなくなったのかな?(目が閉じてるのかな?)」
「मेरो आँखा बन्द भयो कि, के हो ? - mero aankha banda bhayo ki, ke ho ?」

友人がバイクを分解して、困っている様子なのを見かけて。
「バイク壊れたの?」
「मोटर साइकल बिग्रिएको हो कि, के हो ? - motar saaikal bigrieko ho ki, ke ho ?」

指をぶつけて痛そうにうずくまっている人を見て
「怪我したの?(傷になったの?)」
「घाउ भयो कि, के हो ? - ghaau bhayo ki, ke ho ?」

色々な使い方ができますね。

ちなみに、相手に判断を仰ぐときにも使えます。

友人を招き辛い料理を作ったら、友人が辛い物を食べられないことを知り、別の物を作るか聞くとき。
「他のを作らないとダメ?」
「अर्को पकाउनु पर्छा कि, के हो ? - arko pakaaunu parchha ki, ke ho ?」

ネパール語に耳が慣れるまで、何を言っているのか良く分からないかもしれませんが、
よーく聞いていると、この言い回し、そこら中で使われています。

ただし、結構ぶっきらぼうな言い方の様ですので、仲の良い人の範囲で使うのがよさそうです。
使うときは、間髪入れずに最後まで一気にしゃべり切りましょう。
リズムが大事ですので。

ぜひ、ネパール人っぽく使ってみてくださいね。

2017年2月2日木曜日

お元気ですか?

ネパール人は、とっても挨拶を大事にする。
日に何度もあいさつする。
そして、相手を気遣うのだ。

いや、気遣って無いような気もする。。。

とはいえ、挨拶は基本です。

「नमस्ते |」namaste.

ですよね。
でも、それで終わらずに、立て続けにいきます。

「सन्चै ?」sanchai ?

これは、元気を意味する「सन्चो」sanchoの強調系ですね。

正式には以下の様に言おうとしています。

「तपाईं सन्चै हुनुहुन्छ ?」tapaain sanchai hunuhunchha ?

この場合、返答はこんな感じです。

「(म) सन्चै छु |」(ma) sanchai chhu. -> (私は)元気です。
「(म) ठिक छु |」(ma) thik chhu. -> (私は)普通です。※ちょうどいいを意味する
「(म) ठिकै छु |」(ma) thikai chhu. -> (私は)まあまあです。

そして、聞き返すときは、

「तपाईं (कस्तो हुनुहुन्छ) ?」tapaain (kasto hunuhunchha) ? -> あなたは(どうですか)?

となります。

色々、あれ?と思うことがあるでしょうが、順番に行きましょう。

まず、ちょうどいいを意味する「ठिक」thikですが、強調系の「ठिकै」thikaiになると、逆の意味の強調になります。
なので、「ちょうど良いっていうか、ちょっと悪いっていうか。。。」みたいな意味になります。
なので、「え?どうしたの?元気無いの?」と聞かれます。

ちなみに、体調を尋ねる挨拶では、あまり「良い」を意味する「राम्रो」ramroは使いません。
どちらかというと、物に使うような気がします。

次に、返答は「सन्चै छ」sanchai chhaで、聞き返すのは「तपाईंलाई ?」tapaainlaai だと思っている方。

体調を尋ねる際は、基本二通りの尋ね方があります。
多くのネパール語入門の本には、最初にあげた方法では書かれていません。
でも、これはネパール的に相手に直接的に聞くオーソドックスな聞き方なのです。

ネパール人に良く接する方は、彼らがよく
「सन्चै हुनुहुन्छ ?」sanchai hunuhunchh ?
と、聞いてくることに気づいておられるでしょう。
この場合の、返答は実は上にあげた例の通りになります。

が!

以前も書きましたが、多くのネパリはネパール語が本当の母語ではありません。
そのため、文法を混同したり、自分の言いたい方法で勝手に解釈して返答します。
なので、正しいネパール語を望む人は惑わされないでくださいね。

さて、二通り目の挨拶の仕方が、これです。

「तपाईलाई कस्तो छ ?」tapaainlaai kasto chha ? -> あなたにとってどんな感じですか?

これは、転じて「あなたの今日の状態はどうですか?」という意味になります。

そして、それに対する返答が、よく知られたこれです。

「(मलाई) सन्चै छ |」(malaai) sanchai chha. -> (私にとって)元気な感じです。
「(मलाई) ठिक छ |」(malaai) thik chha. -> (私にとって)ちょうどいい感じです。
「(मलाई) ठिकै छ |」(malaai) thikai chha. -> (私にとって)まあまあな感じです。

そして、相手に聞き返す場合は、以下の様になります。

「तपाईंलाई (कस्तो छ) ?」tapaainlaai (kasto chha) ? -> あなたにとって(どんな感じですか)?

この、「~लाई」という言い方を使って聞くと、相手にとっての感覚を尋ねていることになります。
これは、人に対しての質問ではなく、感覚という「モノ」を尋ねているので、
返答は動詞の非尊敬形(impolite)を使って答えることになります。
なので、非常に簡単なのです。

動詞の活用には、尊敬形、親愛(くだけた)形、非尊敬(人以外)形がありますが、
この3種類を覚え、使い分けるのはなかなか難しいです。
そのため、非尊敬形を使えるこの形は、よく使われるのです。
そして、家族や友達など人を変えて、いろんな人の状態を聞いても、
すべて返答方法が同じという便利さもあります。

というわけで、相手の質問に応じて、適切な文法で返答するようにしましょう。