2017年1月29日日曜日

これ、いくらですか?

買い物に行くとき、もうちょっとネパール人ぽくしたいと思ったことはありませんか?

ネパールの人は優しいので、良く知っているお店でぼったくられることはあまりありません。
でも一見さんだと、特に相手が自転車で打ち歩いているインド系の人なら気を付けましょう。
客が自分一人だと、ぼったくられますよ。
いくらマスクで顔を隠しても、話し方で外国人ってわかってしまいますから。

じゃぁ、どうすればネパール人ぽいか?

ひとつは、短い文章で言う事。
「みかんありますか?1キロいくらです。」ではなく、「みかんいくら?」くらいの感じで。

しかし、もう一つ言い方が違うのに気が付いておられましたか?

「みかん1キロいくらですか?」は、どう言いますか?
「सुन्तला एक किलो कति हो ?」suntalaa ek kilo kati ho ?
 と、言っていませんか?
ネパリはこう言います。
「सुन्तला किलोको कसरि ?」suntalaa kiloko kasari ?

まず、「1キロで」ではなく、「キロで」という聞き方になります。
500gいくらなのか?2キロいくらなのか?
そんな計算はしません。
キロ単位の値段を聞いて、値段交渉するならして、それから買う量を伝えます。

そして、「どのくらい」を表す「कति」katiではなく、「どのように」を表す「कसरि」kasariを使います。

この言い方はどちらも、間違いではありませんよ。
でも、主に値段が変動するものには「कसरि」kasariを使います。
値段が、Fixedつまり固定の物に関しては「कति」katiを使います。

もちろん、固定の値段の物でも、値段交渉は可能です。
ただ、毎日仕入れ値が変わるわけではありません。

ということで、仕入れ値が頻繁に変わるものは「कसरि」kasariを使ってみましょう。

誰にネパール語を習うか

個人的に、言語というとは二つの点に依存すると思います。

1.本人の言語センス
2.先生
3.聴力

言語センスがある人とない人で、学び出してからの伸びが全然違います。
どちらかというと、芸術系、技術系の人がセンスが高いように思います。
真似をしたり、大体の予想をつける(ヤマをはる)能力が高いのです。
これは、その国や人、文化を好きになることで、ある程度改善は可能です。

聴力、厳しい問題ですね。
歳がいけば悪くなる一方なので、できる限り早く始めましょう。
ヘッドホンで、シャドウリスニングを続けることで、言語脳が開発され、
聞き取れるようになることもあるので、努力は必要です。

この、1番と3番は自分の能力なので、ある意味どうにもならないものです。
持って生まれたもの、育った環境によるものが大きいからです。

でも、2番の先生は選べます。
できるだけ、ネイティブを選んでください。
ネパール人だからと言って、ネイティブとは言えません。
ネパールにはいろいろな民族の人がいます。
ネワールはネワール語、タマンはタマン語、グルンはグルン語など。
ライ語、マイタリ語、チョウダリ語などもあります。
生まれたときから親しんでいるので、ネパール語は我々日本人より上手に話せます。
しかし、マイトゥリバーサつまり母語ではない人がほとんどなのです。

英語でも、オーストラリア訛り、フィリピン訛りなど色々ありますよね。
ネパール語にもそれはあります。
例えば、ネワールの方はサの音をシャと発音する傾向があったり、タの有気音無気音の区別が曖昧だったりします。

できれば、複数の人から学ぶようにしてバランスを取ると良いと思います。
そして、メインはチェットリバワンなどネパール語が母語の人から単語、文法を学びます。
そして、自分の周りに多い民族の中で、言語能力の高い人にも教えてもらいましょう。
そうすることで、ネパール人の話す適当なネパール語ではなく、正しいネパール語を身に着けることができます。

特に、山岳民族の方はネパール語をよく知らない場合があります。
また、ネワール族の人は、チェットリたちに政権を取られつつも、ネパールとは自分たちネワールの国だという誇りがあり、ネワールチックなネパール語をどうどうと教えられます。
なので、注意しましょう。

通じればいいという人は、適当に学んでも良いかもしれませんが、
正しい言語を学び、正しい発音を身に着けるのは、上達の近道です。

斯く言う私も、ネパール語の先生は日本人でした。
ただし、ネパール人が口をそろえて「あの人はネパール人よりきれいなネパール語を話す」と称賛する先生でしたが。。。
生徒増えた都合で、中級までしか教えていただけませんでした(;´・ω・)
あとは、こちらの国立大学の言語コースで1年ほど学びました。

でも、ネパール語も含め言語は生き物。
時代とともに変わり、人々の使い方とともに進化するものです。
現地に住みながら、使って調整するのが一番でしょう。

ということで、先生は選びましょう。

有気音と無気音

ネパール語には有気音と無気音が存在します。
日本語にこの違いはありません。
どちらかというと、すべて無気音です。

この有気音というのは、息が強く口から出る音の事です。
たとえば、「क」と「ख」、「त」と「थ」、「प」と「फ」です。

一覧表を見ると良くわかりますが、
有気音と無気音、発音表記がよく似ています。
感覚的に言うと、
 ・無気音は発音点が歯と唇の間ぐらいにある日本語の標準的な音です。
 ・有気音は発音点が唇から30cmくらい前にあると思ってください

有気音の練習は、細く破ったティッシュペーパーを顔の少し前に垂らして、発音した時に大きく揺れたらOK。
といっても、息を吐きだすだけだと、声が大きくなるだけです。

音は実際、のどや口の中が共鳴して音を発しているわけですが、
その音を発している位置を、ずっと前に持っていくという感じです。

日本語にない発音なので、慣れるまでそうとう意識しないと身に着きません。
単語の発音時には、ネパールの語のスペリングを思い出して、発音してください。
できる限り、ネパール人の発音に似せて発音するのもミソです。

〇〇によろしく言ってください

誰かに会いたいのに会えない時、「〇〇さんによろしくお伝えください」という日本語があります。
英語では「Please say hello to ---」となります。

これをネパール語に直訳し、「あの人にナマステと言ってください」と言っている人をよく見かけます。
「उहाँलाई नमस्ते भन्दिनोस् |」uhaanlaai namaste bhandinos.

特に英語圏の方々ですね。
それを真似してか、日本人の方でもよく言っておられますね。

でも、ネパール人はそのようには言いません。
意味は分かりますよ。
でも、ネパリによると、とても違和感のある言い方の様です、

ネパール語では、以下の様になります。
「उहाँलाई सोधेकोछ भन्नोस् |」uhaanlaai sodhekochha bhannos.

「(私が)あの人にが(あなたの事を)尋ねていたと言ってください」となります。
これが、ネパール流の「よろしく」です。

これに対して、そう言われた方は「分かりました。ありがとう。」
「हुन्छ | धन्यवाद |」hunchha. dhanyabad.
と言うと良いと思います。

さて、家に帰ってこれをどうやって、対象の人に伝えますか?

「あの人が(あなたの事を)尋ねてましたよ」
「उहाँले सोध्नुभएकोछ |」uhhanle sodhnubhaekochha.

または

「彼がよろしくだって」
「उहाँले नमस्ते रे |」uhaanle namaste re.

とも言えます。
後者は、少しカジュアルですね。

ぜひ、ネイティブっぽいネパール語を使うようにしましょうね。

ネパール語の発音カンペを書くときは表記にご注意

日本語には、とっても便利なカタカナというものがあります。
外来語は基本カタカナですべて置き換えられます。

が、もちろんこれはローカライズされた言語です。
日本語にない発音は表現できません。

それで、みなさんにお願いです。
ネパール語は決してカタカナ表記しないでください。
読み方を本に書くときは、アルファベットで書くようにしてください。

例えば、日本人に発音分け、聞き分けが難しい単語。

4(चार)と6(छ)ですが、4はチャール、6はチャです。
このチャの部分がうまく発音できないために、ネパール人に伝わらないという事が多々あります。
ネパール語用のアルファベット表記で書くと、4は「chaar」となり、6は「chha」となります。

まず、4について。
無気音のचにアーカールという「あ母音」の表記とरの半音がが付きます。
最初の部分はचाですが、日本語のチャだとचとचाの間の微妙な音になってしまいます。
また、रは全音表記ですが、単語の末尾につく場合は単語により半音として発音され、この場合はそれが適用されます。
「ル」は正確にはrのみの巻き舌の発音でruではありません。

そして、6ですが、
日本語には有気音と無気音の区別が存在しないため、日本語的に「チャ」、もしくは勢いをつけって「チャッ!」発音しても、発音点が異なるため、無気音に近くなってしまいます。

それで、日本人の4(チャ―ル)と6(チャ)は、ネパール人の耳にはचरुとचाと聞こえてしまいます。
それで、「4か6、どっちやねん!」となるわけです。
有気音、無気音の区別、そして母音記号の有り無しの区別ためにも、アルファベット表記をお勧めします。

さらに難しいのは「悲しい」と「ほっとする、安心する」の違いです。
カタカナで書くとどちらも「ドゥッカ」です。
悲しい「दुख」dukha
ほっとする、安心する「ढुका」dhukaa
ネパール語が読めないとしても、アルファベット表記の違いは判ると思います。
日本人の発音は大抵「悲しい」の発音になっています。

言語学的には、自分が構造を理解てきていない、発音できない音は、聞き取ることができません。
これは、年齢、聴力にも依存するのですが、まず構造つまり発音の違いを理解してください。
そして、有気音、無気音、ネパール語の母音の有無を練習して、発音できるようになってください。
それから、初めてあなたの耳は機能しだします。
音の集合体を脳が瞬時に分解して、別々の単語、文字として理解させてくれます。

そのため、ネパールの語発音を表記する場合は、必ずアルファベットで!
これを守りましょう。

ネパリンガル講座開設

2017年1月現在、ネパールに住み始めて3年半が経とうとしています。
基本、システムエンジニアな私もネパールに来て、いろいろ特殊能力が開発されたようです。
電気は好きでしたが、気が付くと電気屋に入りびたり、2015年のネパール大地震ととあるボランティアプロジェクトにより電気工事士的な仕事ができるまでに成長しました。
他にも、開発された能力。

それは、ネパール語。。。

ま、当たり前と言っては何ですが。
現地に住んでいて、上達しなければそれは困ったもので。
もともと英語が好きで、NOVAにとことんお金をつぎ込んでいた私。
おかげて、やめる前にレベル3には到達しましたよ。
言語センスがあるのかないのか。
語彙は相変わらず中学生レベルでしたが、会話力は上がった模様。

でも、そんな英語をすべて消し去って私の脳を占拠したのはネパール語でした。

すこしでも、これからネパールで活躍したい皆さん、ネパール語を必要とする人の役に立てれば。

ということで、もっているほんの少しの知識ですが、このブログを通してネパール語と現地の文化などをシェアしたいと思います。
みなさんのお役に立てますように。